NAP処理の実績効果の推測について
NAP処理は、金属、非金属に、約Ra100㎚と約Ra300㎚の均一な凹凸形成する技術で商標登録しています。

1.汎用分子構造体の単分子サイズは、数㎛以上ありますので、約Ra300㎚以下凹凸形成をたとえにすると歯ブラシ上に、単分子数㎛をたとえにするとピンポン玉の乗せたような状態を想定頂くと、加工時発生する加工粉や切断粉が、部品への付着がしにくいと推測しております。
2.射出成形金型部品、アンダーカット形状コアピン入子の離形効果は、約Ra100㎚と約Ra300㎚の方向性の無い均一な凹凸形成することで、射出時には樹脂が金型面に完全転写出来ず、ナノサイズの空気層が膨大な量出来るので、金型面に樹脂が完全密着出来ず、射出完了後、冷却時間となり樹脂収縮が始まると、ナノサイズの空気層が金型面と樹脂の間の接触が少なくなり、離型が容易になると推測しております。
3.医療機器の刃物は、薬剤切断と樹脂切断で、約Ra100㎚で方向性の無い均一な凹凸形成タイプのNAP処理で、行っています。
顧客技術者から、切れ味寿命が30倍の改善した事を上司に報告すると、M&Tに原理調査依頼する指示があり、相談されました。切断面を走査式フロー顕微鏡で、以前加工品とNAP処理加工品の画像を頂き、原理の推測をいたしました。
3-1.以前加工品の、切断面の分子構造が歪み、穴が多く見られ、刃先面に薬剤や樹脂の密着の切断抵抗が大きく、刃のカケや摩耗する原因と推測しております。
3-2.NAP処理加工品の、切断面の分子構造に歪みが無いのは、刃先面全面にNAP処理加工しているので、滑りが良く薬剤や樹脂の密着が無い事と、刃先端部に約Ra100㎚で凹凸形成されているので、刃先が100㎚凹凸のノコギリ状態になっている事で、薬剤分子構造体、樹脂分子構造体の、分子と分子の間に切込み易いと推測しております。
4.オイル、水等の液体分子サイズは、数㎚以下なので約Ra300㎚以下の方向性の無い均一な凹凸形成することで、方向性の無い、親油性、親水性効果を持つと推測しております。

