NAP処理によるコーテング剝離について
4年前に、コアピンに離型改善用コーティングした部品が部分的にコーテングが剥離したので、コーティングを再処理する予定でしたが、現状コーティングを取り除く方法がないので、NAP処理で取り除きの試作依頼があり、NAP処理での剥離状態も良く、寸法は-φ8㎛程度で金型寸法公差内に納まりましたが、磨き処理すると金型寸法公差を外れてしまい、コアピンの作り替えとなるとの相談がありましたので、弊社から離型改善用コーティングの離形効果より、NAP処理の離形効果は優と顧客様に評価されているので、コーテング剥離したコアピンでの成形試作を提案した結果、以前より離形効果が上がり、製品形状も安定しましたと報告があり、NAP処理によるコーテング剥離のリピートが、一時的に多量受注となりました。
※拡大画像では、コーテングは、マシニング加工跡がハッキリ確認でき、コーテング素材の付加価値を得られているのでしょうか?
※一般ブラストの凹凸はRa1㎛以上あり、硬いメディアを高圧で投射され拡大観察すると、大きなメクレが有りRa300㎚のNAP処理しても、離形改善が望めません。
コアピンを作り替えして、NAP処理される顧客様もおられます。